グロッシュラー
石名はスグリの実(groseille)色から鯖色まである石色にちなんで付けられた。ヘソナイト変種:最も良く知られているものである。シナモンの石もしくはヒアシンスガーネットと呼ばれることもあるが、これらの呼称は正しいものではない。グロッシュラーの濃いオレンジ色の変種である。 ツァヴォライト:グロッシュラーの緑~鮮やかなエメラルドグリーン色の変種である(緑の石色はバナジウムとクロムによるもの)。1974年にケニヤのツァヴォ公園とタンザニアで発見された。エメラルドに勝る美しい輝きと硬度を持つ。 ハイドログロッシュラー変種:1984年独立した種として認められた。グロッシュラーに近い石。ピンク色、緑色、無色、黄色などがあり、グロッシュラーと同じくカルシウムとアルミニウム珪酸塩であるが、酸化物である。カトアイトもしくはヒブシュアイトとも呼ばれる。 黄緑のガーネットグロッシュラーはマリで産出する。化学成分はグロッシュラーとアンドラダイトの間に位置することから、二つを合わせたものとして『グランダイト』と呼ばれる。