スピネル
ビルマニア・Magok産、大理石塊上のスピネル結晶
タジキスタン・Kuh-i-la産、ピンクスピネルの素晴らしい宝石結晶
ビルマニア・Nagok産スピネル結晶
スリランカ産、オヴァールカットの紫スピネル
タンザニア産、赤色スピネル
スリランカ産、緑色スピネル
スリランカ産、エメラルドカットのスピネル
タジキスタン産、ピンクスピネル結晶
固体インクルージョン:より色味のあるスピネルクリスタルの結晶
固体インクルージョン:アパタイト結晶
輪のある固体インクルージョン:アパタイトもしくはアルバイト
詳細シート
スピネル
あらゆる鉱物グループに属する宝石である。ルビーやサファイアと同じ鉱脈で産出するためしばしばこれらと混同され、幾度となく人々を騙してきた石でもある。
いわゆるルビーといわれるものは実はスピネルで、例えば英国王冠のブラックプリンスやウィッテルズバッハ家の冠の石などもルビーではなくスピネルである。
古代から知られている石であり、石名からはスピネルの結晶体の特徴と一致する『小さなとげ(petites épines)』を想起させるが、名前の正式な由来は未だ明らかにされてはいない。
ルビセル(黄紅玉)はオレンジ色、黄色、褐色をしている。
バライスピネル(spinelle-balai)は赤色。
プレオナスト、もしくはCeylaniteは非常に暗い緑色で不透明、さらに黒味を帯びている。
ヘルシナイトは鉄分を含む緑黒のスピネルで、濃度は3.95。
ゴーサイトもしくはガーノスピネルは赤紫から青、濃青、緑、さらに黒色のものまであり、亜鉛 (ZnAl2O4)を含んでいる。濃度は4.62。
ピコタイトはクロムを含む暗緑のスピネルで、濃度は4.2。
最も大きなスピネルは英国博物館に所蔵されているもので、八面体結晶を持り、それぞれ520カラットにもなる。ロシアには400カラットのスピネルが存在する。
化学的特徴
MgAl2O4
アルミニウムとマグネシウム酸化物
体格的特徴
主な色
赤色
別の色
青, 無色無色, 黄色黄色, 黒色, オレンジ色, ピンク, 緑色, 紫色
色の濃さは様々、ほぼ無色の物から非常に濃いものまで
条痕の色
白
光
ガラス光沢
硬度
8.0 まで 0.0
密度
3.54 まで 4.62
劈開
不明瞭
亀裂
不規則, 貝殻状断口
光学特性
透明
透明
いくつかの変種は半透明、不透明。
屈折率
1.712 - 1.760
二重屈折率
0.000
なし、アイソトロープ。赤スピネルの屈折率は約1.72。
二重屈折率
いいえ
分散
0.020(0.011)
多色性
なし
色の数
1
吸収スペクトクル
685 - 675 - 665 - 595 - 490
赤のスピネル(クロムスペクトル)。
ゴーサイト632,480,459。
青(鉄スペクトル)632,585,555,478,458。
青色スピネルスペクトル
紫スピネルスペクトル
青色スピネルスペクトル
蛍光
多彩な
赤とピンク色のものは強い。青のものは非常に弱い。
包含物
ドロマイトとアパタイトが並んだ結晶体
結晶の特性
八面体、四面体、珍しい場合には十二面体、しばしば平らな双晶結晶
結晶構造
立方晶系
他のインフォメーション
星座
射手座, 山羊座, 水瓶座, 双子座, 獅子座, 牡牛座, 牡羊座, 蠍座, 蟹座
採掘場所
産出国:ルビーやサファイアが産出される堆積土がある地域. ミャンマー (Mogok地方, スリランカ ( ラトゥナプラ近辺), アフガニスタン, タジキスタン, オーストラリア, ブラジル, アメリカ (ニュージャージー州), マダガスカル, ネパール, ナイジェリア, タンザニア, タイ.
ハイジュエリーにおける用途
スピネルは高級宝飾品に非常によく用いられていた…が、血赤色の場合ルビー混同されることが多々あった。
従って、この石が宝飾品に多用された理由も良くわかる。『フランボワーズピンク』スピネルは最近になってタンザニアで発見されたもので、この色は宝石の色調としては珍しいものである。タジキスタン産スピネルの繊細なピンクの色味は宝飾品として他に類を見ない美しさで、特にほかの色の宝石ともよく合う。
スピネルは結婚22周年の石である。
日々のお手入れと注意点
手入れのしやすい丈夫な石である。家庭用製品にも強い。宝飾品に用いるのも容易く、ルビーと混同されることなく本来の名前で呼ばれるべき石。スピネルは熱によって色の濃さを失ってしまう恐れがあるため、宝石職人は熱しすぎないよう気を付ける必要がある。
イミテーションと加工
1920年以降人工品が製造されている。
文化的・歴史的ストーンセラピー
ジルコンとガーネットの中間にある非常に強力な石。定着とチャクラを見直す石である。紫のサファイアはアメジストよりも強く、黒いサファイアはショール(電気石)と同じくらい強い力を持っており、マイナスのエネルギーから守ってくれる。ルビーの効果に近い。ブルーのスピネルの効果はタンザナイトのものに近い。
強力な赤いスピネルは暴力的な人、怒りっぽい人には向かない。
ブラックスピネルは本物の楯となり、攻撃やマイナスのエネルギー、不吉な力から守ってくれ、それらを生まれた闇へと送り返してくれる効果を持つ。
歴史的な石と伝説
スピネルはいつの時代も権力者たちを魅了してきた。冠に用いられる石であった。中央アジアを征服したティムールもこの石に夢中であったという。年老いた賢者たちは、争いの神が解放されれば大きな災いがもたらされるだろうと予言してしていたが、それを無視し、1941年サマルカンドにおいてロシアの科学者たちによってタメルランの墓が開けられた。墓には『もし私が生きていれば、地が震えるだろう』と書かれていた。
この時の歴史家たちの中には、発掘作業の際に驚くべきことが起きたと述べている者もいる。初日、村は暗闇に包まれた。二日目、墓の蓋が砕けた。そして三日目、攻撃を行わないという協定に反してドイツ軍がロシアに侵攻してきたのである。
このムガル帝国の先駆者ティムールは『Kuh I Lai』の鉱山(現在のタジキスタン)を守るため軍隊を送り、彼はこの時代に『バライルビー』と呼ばれていたスピネルを持ち返らせた。バライbalaiとはBadakshanという地名が変化したもので、スピネルはこの地域で産出していた。スピネルはムガール帝国の全期を通して発掘され、スピネルを用いて皇帝の名の入った碑文が作られていた。
今日でも英国の至宝の中にはスピネルのネックレスがある。それには『ティムールの首飾り』という文字が刻まれている。同じく英国至宝の中にある英国女王の王冠には、『ブラックプリンスルビー』がある。これにセットされているのは『Kuh I Lai』産のルビーであり、1367年に暗黒王子がカスティーリャの王から忠誠の証として贈られたものである。その後この石はアジャンクールの戦いでヘンリー5世を救ったが、残った斧の傷によってひびが入り、彼の王としての君主権もひび割れてしまった。
フランスには、ルイ」15世の金羊毛を飾っていた。『コートドブルターニュ(côte de Bretagne)』というドラゴンの形をした有名なスピネルがある。
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