ルチル
スイス・Binen Thal産、ルチル双晶
ブラジル産、ヘマタイト上の針状ルチル
クォーツ中のルチルインクルージョン
クォーツ中のルチルインクルージョン
ブラジル産ルチル、オヴァールカット
クォーツ中の赤色ルチルインクルージョン
マダガスカル産金属酸化物の細髪
星形の針状ルチルインクルージョン
詳細シート
ルチル
1803年、Werberによって発見された。石名はラテン語で赤を意味する『rutilus』からきている。
ブローカイトと同じくチタン酸化物で、異なる結晶システムの中で結晶化する。
化学的特徴
TiO2
チタン二酸化物
体格的特徴
主な色
赤色
別の色
茶, 黄色黄色, 黒色
条痕の色
茶, 黄色黄色
光
金剛光沢（ダイヤモンド光沢）
硬度
6.0 まで 6.5
密度
4.20 まで 4.30
劈開
明瞭
亀裂
不規則, 貝殻状断口
時には不明瞭な劈開
光学特性
透明
透明
屈折率
2.620 - 2.910
二重屈折率
0.287
大きい、一軸性あり、屈折率は非常に高い
二重屈折率
はい
分散
0,280(0.120)
多色性
明瞭
色の数
2
赤色、黄褐色もしくは緑
ルチルスペクトル
蛍光
無し
包含物
針状ルチルはインクルージョンとして最も頻繁にみられるものである：クォーツの内部など。アステリズム効果を引き起こす。
結晶の特性
針状、双晶プリズム形クリスタル。『ひざ状』と呼ばれる特徴のある双晶。
結晶構造
四方晶系
他のインフォメーション
星座
乙女座, 水瓶座, 獅子座, 蟹座
似た宝石
採掘場所
フランスのエリエージュ地方、ブルターニュ地方で産出する。またブラジルではヘマタイトと、もしくはクォーツ中でインクルージョンとして、マダガスカル、中国、パキスタンでも産出。
他の宝石中でアステリズム効果を引き起こす石。
『ルチルクォーツ』は『天使の髪』もしくは『ヴィーナスの髪』と呼ばれており、これは針状の黄色い透明のルチルがクォーツに入ったブロンドの髪のように見えることにちなんでいる。
繊維質のある変種はサージナイトと呼ばれている。
ハイジュエリーにおける用途
コレクション用の石。クリスタルロッシシュの中でインクルージョンとして見られる石であり、『ルチルクォーツ』と呼ばれている。ファセットやカボションにカットされたクリスタルロッシュ内に細長い金色の針状で存在する。
日々のお手入れと注意点
薄いクリスタルの場合もろい。
イミテーションと加工
『チタニア』と呼ばれる人工チタン酸化物が存在する。
文化的・歴史的ストーンセラピー
太陽のチャクラに作用し、他の石の効果を増大させてくれる効果がある。力、ダイナミズム、臓器の頑丈さをもたらしてくれる。ネガティブ波を照り返し追いやってくれる。
ルチルクォーツは悪い波に対して楯の役割を持ち、調和や安定性をもたらし、率直さと自立心を引き出してくれるほか、意志を表現する力を高めてくれる。
その他
宝石
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