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ロードクロサイト

宝石級の変種は1950年になってようやく市場に出回るようになった。石名はギリシャ語『rhodon(ピンク)』からきており、dialogite(りょうマンガン鉱)、もしくは『インカローズ』とも呼ばれる。
実際にはdialogiteという名は菱形の結晶にのみ使われるものである。
ピンク味~黄色味のある赤の石色で、花づな形の縁や明色と濃色平行な層を持っている。最も評価が高いのはフランボワーズ色のもの。



化学的特徴

MnCO3

マンガン炭素塩



体格的特徴

主な色

ピンク

別の色

黄色黄色

ピンク色、時が経つにつれ黄色味を帯びる傾向がある

条痕の色

ガラス光沢, 真珠光沢, 脂肪光沢

硬度

4.0 まで 0.0

密度

3.45 まで 3.71

劈開

完全

亀裂

不規則



光学特性

透明

不透明, 半透明, 透明

塊状の変種は不透明、薄片は半透明、宝石になる変種は透明。

屈折率

1.590 - 1.830

二重屈折率

0.200

大きい、一軸なし

二重屈折率

はい

分散

0.015(0.010)

多色性

明瞭

色の数

2

透明の場合

吸収スペクトクル

551 - 449 - 412

ロードクロサイトスペクトル

蛍光

弱く

赤味

包含物

方鉛鉱



結晶の特性

結晶化していることは稀、しばしば劈開を観察できる

結晶構造

斜方晶系



他のインフォメーション

星座

山羊座, 天秤座, 水瓶座, 獅子座, 牡羊座

採掘場所

Mendozaから230キロのサンルイ地方(アルゼンチン)は主要産出地で、13世紀以降インカ族によって捨てられた』鉱山において石筍と共に産出する。南アフリカ、ギリシャ、ルーマニア、ハンガリー、チリ、アメリカ合衆国、メキシコ、ペルーでも産出。
宝石級の変種:歴史的な鉱床は、南アフリカのN’Chawning鉱山とアメリカ合衆国コロラド州のSweet Home鉱山。
今日宝石級のものは主に中国で産出する。

ハイジュエリーにおける用途

もろい石であるが、芸術品や生活品(蓋つきの箱、杯、灰皿、ペーパーナイフ)用に彫刻される。指輪用にはカボション、ネックレス用にはボールカットが施される。宝石級のものの場合はファセットカットが施される。最も大きいファセットカットの石は南アフリカで三種下:59.65カラット。
この石は『アールデコ』期に成功を収めた石として知られており、カルティエなどは箱などにしばしばこの石を用いていた。

日々のお手入れと注意点

酸に弱い:レモン、酢など。石鹸を加えた水で手早く洗い、しっかりと洗い流したのち、すぎに拭く。空気に触れることでピンク色の鮮やかさは失われていく。

文化的・歴史的ストーンセラピー

ストレスを防いでくれる石。みぞおちのチャクラに作用し、興奮しやすさを調整してくれる。穏やかな判断が下せないような精神状態のときに、嫉妬心を抑える働きをする。ストレスを防ぐため、心配性の人の身体状態を改善してくれる。

その他
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